Q&A」カテゴリーアーカイブ

フッ素

Q:フッ素はいつから始めたらいいのでしょうか?フッ素入りの歯磨き粉でオススメはありますか?

A:歯が生えはじめたらすぐに始めると効果的です。

フッ素は生えたばかりで未成熟の軟らかい歯を強くする働きがあるからです。

ただし、フッ素を塗っただけでは完全に虫歯を防ぐことは出来ません。

歯磨きなどのお口のケアが不十分であれば、強化された歯であっても虫歯になります。

歯科医院での定期検診、専門家によるクリーニング、自分に合った歯ブラシ、糸ようじなどを取り入れることも必要です。

 

次に歯磨き粉を選ぶポイントです。

市販の歯磨き粉はフッ素入りと表示があるものの、フッ素の含有量が不明なものもあります。

購入の際は成分表示をご確認ください。

フッ素の濃度はppmという単位で表示されます。

どの年齢でもフッ素濃度は高い方が良いとされていますが、4歳以下のうがいができないお子さんは、飲み込みを考慮し500ppmを推奨します。

目安

歯が生えてから5歳 500ppm

6歳〜成人1000ppm

他にもフッ化ナトリウム(NaF)、フッ化第一スズ(SnF2)、モノフルオロリン酸(MFP)、fluorideのどれかが記載されているものはフッ素入りです。

 

フッ素は歯質を強化する天然のミネラル成分です。

乳歯や生え替わったばかりの永久歯に塗布することで虫歯の予防につながります。

早く始めて、長く続けるほど効果が得られます。

治療後にしみる!

Q:むし歯の治療をした後に、しみやすくなったのですがなぜでしょうか?

A:一時的に知覚過敏の症状がでることがあります。

深いむし歯を削った後は歯の神経に近くなるため、そこに詰めものやかぶせものをした後も、冷たいものや咬んだ刺激がしばらく知覚過敏として症状を出すことがあります。

多くの場合は約1週間〜2週間程度でおさまります。

何もしなくてもしみたり痛い場合は、歯の神経が炎症を起こしており根の治療が必要なこともありますので、歯を入れた後は基本的にチェックする必要があります。

 

シーラントとは

Q:むし歯になりにくくするシーラントとは何ですか?

A:シーラントとは歯を削らずに奥歯の噛む面の溝の部分を埋めて、その溝から出来るむし歯を予防する方法です。

乳臼歯は形がぼこぼこしていて歯の溝が複雑でなかなか汚れを落とし切ることができません。

特殊な樹脂を溝の深い部分に流し込んで固めます。

こうすることで汚れが入ってこなくなります。

「シーラント」は歯の溝をきれいに掃除して埋めるだけ!とても簡単!痛くありません。

ただし、歯と歯の間の虫歯予防効果がないので、歯磨き、糸ようじ、フッ素の応用が必要となります。

また食生活(砂糖)にも注意し、シーラントがはがれてないかなど、定期的に検診を受けましょう。

 

歯を抜くきっかけ

Q:歯はどんなときに抜かないといけないのですか?

A:きっかけは大きくわけて4つほどあります。

①神経をとっている歯の破折

神経をとった歯は弱くなってしまいます。

歯に穴を開けて神経をとるということは、歯の根元から歯の先端へ栄養を送る経路を断つということを意味します。

植物をイメージするとわかりやすいかもしれません。

歯の神経は植物でいえば、根から水を吸い上げ栄養を葉や花へ届ける機能と同じ役目を担っています。

神経をとってしまうと、植物が水を吸い上げ栄養を送る機能を失ってしまうのと同じことなのです。

水分が通わなくなった植物は枯れてしまいます。歯も同じく、もろくなってしまいます。

また、神経をとると歯根の先端に炎症が起き膿がたまる(神経をとっているのに痛い)病気になることもあります。

 

②虫歯が進行して土台が立たない

虫歯が進行しすぎて、歯の根まで虫歯になっていると、残っている歯が少なすぎて土台を立てたり被せものができなくなります。

歯茎の高さより下に虫歯が進行すると、歯を残すことができなくなります。

 

③歯周病

歯周病とは歯を支えている骨を溶かしていく病気であり、結果的に歯を失ってしまうことになります。

自覚症状がほとんどなく、痛みが出たときには重度になっていることが多いです。

 

④周りの歯が少なくなり、支えの骨からダメになる

歯は上下左右に揃って互いに噛む力を支えています。

歯が抜けてぽっかりスペースが空いてしまうと、上下や左右に働く噛む力に押されて、空いたスペースへ歯が倒れこんでいきます。

隣だけではなく、互いに噛み合う上下の歯がなくなると、もう一方の歯は徐々に延びだしてきます。つまり、お口全体の噛み合わせのバランスが崩れてしまいます。

歯を抜いた影響は顎の骨にも出ます。

歯の根は顎の骨に埋まっていて、噛む刺激が歯から骨に伝わることで、顎の骨の新陳代謝が行われています。

歯が抜けてそのまま放置すると、新陳代謝が損なわれ骨は徐々に痩せてしまいます。骨の変形は顔貌にも影響します。

抜歯後そのまま放置すると様々な悪影響が出ます。

 

他にも親知らずなどありますが、大きくわけるとこんな感じです。

メンテナンスをすることで早期発見できたり、大きな治療にならずに済むこともあります。

しっかりメンテナンス、予防していきましょう!

虫歯になりにくいおやつ

Q:虫歯になりにくいおやつはありますか?

A:甘いお菓子よりは、果物や野菜、牛乳がおすすめです。

虫歯菌は、糖分が大好物です。

砂糖をたくさん使ったお菓子は、当然虫歯になりやすくなります。

とくにキャラメルのような歯にくっつきやすいもの、キャンディのような長時間口に入れているものは与えすぎないように注意しましょう。

子どもにとってのおやつは、栄養を補う「食事のひとつ」です。

歯の健康面はもちろん、栄養面でもすぐれたおやつを用意してあげたいもの。

例えば、チーズや牛乳などの乳製品、とうもろこしやじゃがいもなどの野菜、季節のフルーツなどがおすすめです。

 

口臭について

Q:最近、口臭が気になります。原因は何ですか?治療法はありますか?

A:原因のほとんどは口の中にあります。

まず歯周病が原因で臭うことが多く、虫歯、合わない詰め物やかぶせものが臭いの原因になります。

また、意外なのが舌の表面についた頑固な細菌の固まり舌苔(ぜったい)です。

これがお口の原因の7、8割を占めているとも言われています。

舌の後方3分の2くらいに舌苔がたまりやすいので、舌ブラシを使って前方に汚れをかき出します。

歯ブラシでは舌を傷つけてしまうことがあるので、専用の舌ブラシを使いましょう

できるだけ軽い力で清掃します。

口臭の原因となる病気の中でも代表的なものが、歯周病。

清掃不良の結果、歯垢、歯石を取り除くことが治療の第一歩です。

口臭そのものは病気ではなく、病気の1つの症状なのです。

原因となっている病気が治れば口臭も収まります。

 

 

顎関節症

Q:口をあけると顎がカクカク鳴るのですが、顎関節症ですか?

A顎の関節に様々な症状が出ることを、まとめて顎関節症といいます。

例えば口を開こうとすると顎関節(耳の穴の前にあります)や顎を動かす筋肉が痛む、

あるいは十分に口を開けられない。

または口の開け閉めで顎関節に音がする。

という症状が出ます。

基本的には顎関節に過大な力がかかり続けることなどが原因で、

関節の動きをスムーズにさせている関節円板(靭帯のふくらみ)

の位置がずれることにより起ってくるとされています。

カクカクなる音は、そのずれが軽微なときに起る関節雑音です。

音だけでは顎関節症ではありません。

軽度の物であれば単に様子を見ていく経過観察とすることも多いです。

症状が大きくなってくる方、気になる方はマウスピースを作ったり、

かみ合わせの調整をしたり、詰め物や被せ物の形、高さを治したりすることもあります。

顎関節症の原因には、かみ合わせや姿勢、生活習慣など、さまざまなものが考えられます。

様々な考えられる原因の中で、「かみ合わせのずれから起っている」

という場合は歯医者さんで治すことができるのですが、それ以外の場合も多いということです。

必ずしも歯医者さんで治せる、というわけではありません。

マウスピースで改善の見られない場合、つまりかみ合わせ以外の原因から顎関節症になっている場合、一度大学病院などで精密検査をおすすめすることもあります。

まずは一度診察を受けられて、マウスピースにて、かみ合わせに原因があるかどうかを調べてみてみましょう。

妊娠中の歯の治療

Q:妊娠中に歯の治療を受けても大丈夫でしょうか?

麻酔やレントゲンなど赤ちゃんへの影響が気になります

A安定期(妊娠5〜7ヶ月、16〜27週頃)であればほとんどの

歯科治療は問題ないと考えられています。

妊娠2ヶ月まではいろいろな悪影響を受けやすいため、十分な注意が必要です。

妊娠初期はつわりで気分が悪くなりやすい時期なので、なにか処置を

するにしても応急処置程度にとどめておくほうが望ましいです。

妊娠8ヶ月以降は赤ちゃんが大きくなって母体に負担がかかる時期なので

応急処置とし、出産後に改めて治療するほうがよいです。

レントゲン撮影の影響ですが、歯はお腹から離れているのに加え

鉛のエプロンをしていただきますので、お腹の赤ちゃんが被ばくする量は

限りなくゼロに近いため赤ちゃんへの被ばくの影響は全くないのに

等しいことがわかっています。

麻酔も影響しません。

歯科で使う麻酔は全身麻酔ではなく局所麻酔です。

そのうえ血管収縮剤が入っているため治療する歯の周辺にしか麻酔薬は停滞しません。

”妊娠中は歯の治療を受けない方がいい!” という人がいますが

妊娠中にこそ虫歯や病気がある人は治療をし、トラブル予防のケアをすべきなのです。

歯が痛む時、歯ぐきの腫れや出血がある場合は早めに受診し、妊娠していることを

伝えたうえで治療を受けましょう。

また虫歯や歯周病は自覚症状が出た時にはかなり進行しています。

痛みがなくても初期虫歯や歯周炎であることもあるため、安定期に入ったら

一度受診することをおすすめします。

歯周病はなぜ痛まないの?

Q:虫歯は痛くなるのに、どうして歯周病は痛くならないの?

A:歯周病はかなり進行するまで痛みが出にくいからです。

なぜ出にくいかというと、歯周病は歯周ポケットに入り込んだ歯周病菌が起こす病気です。

歯周病菌に感染すると膿が生じるのですが、初期の段階では歯周ポケットから排出されるため、痛みが生じないのです。

ところが歯周病が進行すると歯周ポケットの深いところで膿が生じ、外に出にくいので歯周組織が圧迫され、痛みを感じ始めるのです。

自覚症状がないため歯科にかからず、痛みが出て検査を受けたら、すでに重症化しているという診断を受ける場合が多いのが歯周病の特徴と言えます。

歯周病を防ぐには、毎日の正しい歯磨きで確実に歯垢を除去し、定期的に歯科医院で検診を受け、予防することが何よりも大事なのです。歯が揺れたり、歯茎から出血する場合には、手遅れになる前に、歯科を受診なさってくださいね。

 

 

親知らずは抜いた方がいい?

Q:親知らずは必ず抜いた方がいいのですか?

A:親知らず=必ず抜歯ではありません。

こんなときは要注意!

1、親知らずがななめや横向きなど、他の歯と違う生え方をしていると、汚れがたまりやすい部分ができて虫歯や歯周病の原因となります。また親知らずが隣の歯を押すことで、歯並びが悪くなったり歯が弱くなったりしてしまう可能性があります。

2、親知らずが上下どちらかのみに生えていると、噛み合わせが合わなくなってしまいます。そんな時は、抜歯を検討する必要があるでしょう。

3、親知らずが虫歯や歯周病になってしまうと、まわりの健康な歯にも影響が及んでしまう可能性があります。ただ、虫歯や歯周病の症状が軽度であれば、治療したうえでそのまま残すことも可能です。

抜かなくてもよい親知らずもあります。

きれいに生えており歯として機能している場合や親知らずが完全に歯ぐきの中に埋まっている場合は抜歯を行わずに済む場合がほとんどです。