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プラーク(歯垢)とは?

Q:プラークとは何ですか?

A:プラークは歯の表面につく汚れで、歯の表面についた白いネバネバのことです。

食べカスと思っている方が多いのですが、食べカスではなくて細菌のかたまりで、歯牙細菌苔や歯垢とも呼ばれ、生きた細菌の大集団が苔のようにへばりついているものです。

プラークの中の細菌が、虫歯や歯周病の原因になります。

口の中では「糖質」が長く滞在しているとネバネバした不溶性グルガンを形成されます。さらに糖質は分解され乳酸を発生させるため、歯はこの酸の蓄積により『溶ける=虫歯』となります。

 

ホワイトニングの種類

Q:ホームホワイトニング、オフィスホワイトニングどちらがおすすめですか?

A:どちらもそれぞれメリット、デメリットがあります。

<ホームホワイトニング>

メリット

・自分のペースで白くできる…医院に通わなくていいので、自分の好きな時に自宅でホワイトニングができる

・白さが長持ちする…低濃度の薬剤で歯の内部までじっくり白くするため、後戻りがしにくく自然な白さが長持ちする

・知覚過敏になりにくい…一般の方が自分で施術をするものなので薬液は刺激が少なく、知覚過敏になりにくい

デメリット

・効果が出るまで時間がかかる…2週間程度から少しずつ効果が表れますが、「白くなってきた」と感じるには1ヶ月ほどかかります。1回で劇的に白くなることはありません

・毎日2時間装着!マウスピースが苦手、面倒という方はNG…ホームホワイトニングでは、マウスピースを2時間ほど装着するため、マウスピースを装着することにストレスを感じる方には不向き

 

<オフィスホワイトニング>

メリット

・即効性がある…1回の施術でもホワイトニングの効果を実感できる

・専門家による施術であるため、仕上りが美しい

デメリット

・保険が適用されないため、比較的高額になる

・一時的知覚過敏を伴うことがある

・人によっては歯の色が後戻りするのが早いことがある

 

詰め物、被せ物が外れる

Q:詰め物、被せ物が外れるのはなぜですか?

A:原因は様々ですが、大きく分けると4つあります。

虫歯(二次カリエス)

詰め物、被せ物と歯の隙間から虫歯菌が入り込んで、虫歯ができるケースは多々あります。詰め物、被せ物の下に虫歯ができると、外れやすくなります。

噛み合わせの変化

私たちの噛み合わせは、様々な要因で経年とともに変化していきます。装着したときはぴったりだった詰め物、被せ物も経年によって噛み合わせのバランスが変わることで余計な力がかかり、外れてしまうことがあります。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりのある方は、詰め物、被せ物に過剰な力が継続して長期的に加わることで外れやすくなります。

接着剤・素材の劣化

詰め物、被せ物は歯科用の接着剤で歯に固定するので、この接着剤が劣化すると外れてしまいます。

短期間で何度も同じところが外れる場合は補綴物としての精度が低く、不適合のため外れてしまう場合もありますので、医院を変えてみてもいいかもしれません。

 

ドライマウスとは

Q:ドライマウスとはどのような病気ですか?

A:唾液の分泌量が少なくなり、口の中が乾燥状態になることです。

唾液量が少なくなると口腔内に細菌が繁殖しやすくなり、口臭の原因ともなります。

若年者では少ない病気ですが、50歳以上で多くなります。

ドライマウスの原因が全身的な内科疾患に起因するケースも考えられ、適切な診断が必要となります。

 

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Q:奥歯を磨くのが苦手で、何かおすすめの歯ブラシはありますか?

A:そんな方におすすめは、バトラー ハブラシ#025 NEOです!

磨きやすいポイント3つ

1、業界一薄いヘッド

2、スリムロングネックでブラシを入れたときにスムーズに動く

3、ハンドルが6角形で持ちやすい

実際に使ってみましたが、すごく磨きやすいです!

奥歯を磨くのが苦手な方向けの歯ブラシです。

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気になる方は気軽にスタッフへお声がけください 。

仕上げ磨き

Q:子供の仕上げ磨きは何歳まですればいいのですか?

A:10歳〜12歳くらいまでが理想です。

生えたての乳歯はまだ柔らかいため、虫歯になりやすく、進行しやすいです。

また乳歯と永久歯が混合しており、6歳ごろに生え始める第一大臼歯や、12歳ごろに生え始める第二大臼歯は生え始めのころは背が低いため歯並びが凸凹していて磨きにくくなっています。

12歳頃まで親が仕上げ磨きをした方がいいといわれているのは、小学校高学年まで永久歯への生え変わりが進むこと、奥歯まできちんと磨くのが難しいこと、正しい磨き方ができるようになるころが高学年であるからです。

染め出し液やフロス(糸ようじ)など使うこともお勧めします。

マウスピースの洗浄

Q:マウスピースのお手入れ、保管方法はどうしたらいいですか?

A:マウスピースはハードタイプとソフトタイプの2種類あります。洗浄方法はどちらも同じで水かぬるま湯で柔らかい歯ブラシで優しく洗います。

注意することは、熱湯はマウスピースが変形するので使用しない。硬い歯ブラシや研磨剤の入っている歯磨き粉は、表面を傷つけて細菌が繁殖し、臭いの原因となるので使用しない。

手洗いだけでは汚れや細菌を完全に除去することが難しいので、つけ置きタイプの洗浄剤で除菌すると効果的です。

マウスピース専用も売られていますが、入れ歯専用のポリデントでも除菌効果にあまり差はないのでどちらを使っても問題ありません。洗浄剤を使用した後は、しっかりと洗い流しましょう。

保管方法はハード、ソフトタイプで吸水性に違いがあるので注意することがいくつかあります。

<ハードタイプ>

吸収性が高いので、乾燥させてしまうと破損しやすくなります。使わない時は、ケースで水に漬けて乾燥を防ぐ必要があります。持ち運ぶ時は、濡れたティッシュなどで包むといいです。

<ソフトタイプ>

ハードタイプとは反対にソフトタイプは吸収すると、変形や劣化を引き起こす恐れがあります。洗浄後は水を切り、十分に乾燥させてからケースに入れて保管します。

汚れたままのマウスピースを使用すると、虫歯や歯周病の原因になるので、お口の中とマウスピース両方を清潔に保つように心がけましょう。

 

セラミックの変色

Q:セラミックで治療した所は変色しないのですか?

A:オールセラミック(100%セラミック)は変色することはありません。

セラミックにも種類があり、ハイブリッドタイプは他の材料も混ざってるため、長期間の使用で若干変色することもあります。しかし目立った変色はなく、安定した白さは十分維持することができます。

セラミックとは陶器のことで、お茶碗やお皿などと同じような素材のものです。お茶碗が変色しないのと同じで、表面に汚れが付着することはあっても、クリーニングで研磨すると元の色に戻ります。

 

 

 

口内炎

Q:口内炎がよくできます。何に気をつけたらいですか?

A:口内炎にはこれをしたら早く治る!という絶対的な方法はありません。

口内炎ができたらまずは口内環境を清潔にすることを心がけてください。

具体的には1日3回、丁寧に歯磨きをしましょう。

そして注意すべきは『機械的刺激』『免疫低下』『栄養の偏り』です。

機械的刺激:同じところにずっと口内炎ができるのはとがった歯や被せ物、入れ歯が粘膜を刺激している可能性があるので歯科で診てもらうことをおすすめします。

免疫低下:睡眠不足やストレスがたまる生活を続けると、免疫力が下がります。そうすると機械的刺激を与えなくても、急に口内炎ができることがあります。

栄養の偏り:偏った食生活が原因で口内炎ができることもあります。この栄養素をとれば口内炎を防げる!ということは断言できないので、日頃からバランスの良い食事を心がけることが大切です。

口内炎になってしまったときは自身の食生活を振り返ってみて、欠けていた栄養素を洗い出してみましょう。口内炎改善にも効果的ですし、からだ全体の健康保持にも有益でしょう。

 

ただの口内炎と思っていたものが「がん」だったということもあります。

(舌がん、歯肉がん、口唇がんが疑われます)

以下の症状が見られた場合は、歯科口腔外科、耳鼻咽喉科で検査してもらいましょう。

・どんどん大きくなる・大量に口内炎ができる

・水ぶくれしている・長期間(2週間以上)治らない

放っておくと悪くなる一方なので、口内炎だからと甘く考えて放置せず、少しでもおかしいと感じたら一度病院を受診するようにしましょう。

また、がんの存在にいち早く気づけるよう、日頃から歯磨きなどの際にセルフチェックを行うことも大切です。

フッ素

Q:フッ素はいつから始めたらいいのでしょうか?フッ素入りの歯磨き粉でオススメはありますか?

A:歯が生えはじめたらすぐに始めると効果的です。

フッ素は生えたばかりで未成熟の軟らかい歯を強くする働きがあるからです。

ただし、フッ素を塗っただけでは完全に虫歯を防ぐことは出来ません。

歯磨きなどのお口のケアが不十分であれば、強化された歯であっても虫歯になります。

歯科医院での定期検診、専門家によるクリーニング、自分に合った歯ブラシ、糸ようじなどを取り入れることも必要です。

 

次に歯磨き粉を選ぶポイントです。

市販の歯磨き粉はフッ素入りと表示があるものの、フッ素の含有量が不明なものもあります。

購入の際は成分表示をご確認ください。

フッ素の濃度はppmという単位で表示されます。

どの年齢でもフッ素濃度は高い方が良いとされていますが、4歳以下のうがいができないお子さんは、飲み込みを考慮し500ppmを推奨します。

目安

歯が生えてから5歳 500ppm

6歳〜成人1000ppm

他にもフッ化ナトリウム(NaF)、フッ化第一スズ(SnF2)、モノフルオロリン酸(MFP)、fluorideのどれかが記載されているものはフッ素入りです。

 

フッ素は歯質を強化する天然のミネラル成分です。

乳歯や生え替わったばかりの永久歯に塗布することで虫歯の予防につながります。

早く始めて、長く続けるほど効果が得られます。